日本人の髪質は西洋人に比べてとても繊細だということはご存知でしょうか？ 一般的に西洋人と比べて髪が太いと言われている日本人ですが、キューティクル層は西洋人よりも薄いと言われています。そのため、太い髪でも髪の強度は日本人の方が弱いと言われています。 もちろん、それだけだはありませんが。キューティクル層の違いもその一つだと言われています。

日本人の繊細な髪にヘアデザインをするには髪へのいたわりを忘れないことです。 「髪本来の美しさへと導くこと」が美容技術の課題の一つでもあります。

また、ヘアデザインは、オシャレを楽しむだけでなく髪の悩みを解消しながら楽しめたら気分もUP♪しますよね。

髪や頭皮の悩みは本当に十人十色です。私たち美容師には年々専門知識が求められ、多種多様化する髪質に向き合う学びが求められています。人に個性があるように、髪にも個性があり、ずっと同じ髪質ということもありえません。 私たちは、ぱさつき・うねり・縮毛・まとまらない髪…そんなお客様の悩める髪を、誰もが憧れる美髪へと導く勉強を日々重ねて お客様の髪質に合わせたお薬の選定と施術をさせていただく「オートクチュール施術」を取り入れさせていただいています。

髪のうねりやクセでお悩みの方には縮毛矯正 頭皮のアレルギーでお悩みの方にはノンジアミンカラーのヘアカラーや白髪染め パーマが取れやすい、スタイリングを楽にしたい方にはデジタルパーマ など、美容技術やヘアデザインにはそれぞれに意味と特徴があります。

そして、髪本来の美しさへと導くには、髪質に合わせてお薬と施術をさせていただくことが一番大切だと気づきました。

お一人お一人の髪質に合わせるお薬の選定と施術方法から誕生した「オートクチュール施術」ですが、 残念ながら1回で髪のダメージを治せるという魔法ではありません。

また、カウンセリング時の髪のコンディションによってはヘアケア施術のみのお勧めをさせていただく場合もあります。その時々でお客様の大切な髪に対してより良い施術判断をさせていただいております。

私たちは無理な施術をしないという事も、プロとして判断させていただく大切なことと考えています。

髪は平均1ヵ月で約1cmほど伸びると言われています。例えば、髪の長さが50cmほどのヘアスタイルなら… その毛先は、約4年以上前に生えた髪になりますね。 ４年の間、パーマやカラーを楽しんだり、日々のシャンプー、ドライヤー、紫外線、食事、ストレスなど 髪は色々な負担を乗り越え、毛先から順番にストレスが蓄積されている髪質となります。

根元には、常に新しい髪が生えてきますが、毛先は何年も前の髪…。細かく言えば、髪1本1本コンディションが違ういうことになるんです。

髪って意外と丈夫なのですが、日々のお手入れや年月で部分的に繊細な髪質となっているんですよ♪ また、クセの強弱なども生えている場所や左右、つむじの位置などで十人十色です。この部分部分によって違う髪のコンディションや髪質に合わせてお薬を選び施術させていただくのが「オートクチュール施術」です。